オペラでめぐるベルリン・ウィーン9日間

オペラでめぐるベルリン・ウィーン9日間
ウィーン国立歌劇場(左)と今回お泊りいただくホテル・ブリストル(右)

タイトル オペラでめぐるベルリン・ウィーン9日間
期間 2023年10月19日(木)~2023年10月27日(金)
ツアー概要 1980年代から2000年代にかけて、稀代のドイツ・オペラ歌手として活躍してきたヴァルトラウト・マイヤー。ここ数年はイゾルデ、クンドリー、ジークリンデなどの役柄を一つひとつ歌い終えてきました。
そして最後の公演として彼女がえらんだのがパトリス・シェロー演出「エレクトラ」のクリテムネストラ役です。ベルリンで行われる4公演の最終日をお聴きいただきます。
この公演にはじまりベルリン・フィル演奏会をはさんで当代随遺一の人気テノール、ヨナス・カウフマンのオテロに終わる名作オペラ5公演を組み合わせました。お席はすべて第1ランク(日本式ではS席)、その席に相応しい5つ星ホテルもご用意しております。

演奏会出演予定者
オペラでめぐるベルリン・ウィーン9日間

この旅行でご案内す音楽プログラム
ベルリン国立歌劇場
R.シュトラウス「エレクトラ」
ヴァルトラウト・マイヤー、リカルダ・メルベス、シュテファン・リューガマー、ヴィダ・ミクネヴィチウテ、シュテファン・リューガマー、ラウリ・ヴァサル
指揮:マルクス・ポシュナー 演出:パトリス・シェロー
ベルリン・フィルハーモニー
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
ボリス・ブラッハー:フィルハーモニー開場のファンファーレ
ミリカ・ジョルジェヴィッチ:ベルリン・フィル委嘱による新作(世界初演)
マーラー:交響曲第5番   指揮:ズービン・メータ
ベルリン国立歌劇場
ヴェルディ「アイーダ」
マリア・ホセ・シーリ、エカテリーナ・セメンチュク、イヴァン・マグリ、アーウィン・シュロット、グリゴリー・シュカルパ
指揮:ニコラ・ルイゾッティ 演出:カリスト・ビエイト
ウィーン国立歌劇場
プッチーニ「三部作」
カルロス・アルバレス、アニヤ・カンペ、エレオノーラ・ブラット、ミヒャエラ・シュスター、モニカ・ボヒネク、セレナ・サエンス
指揮:フィリップ・ジョルダン 演出:タチヤナ・ギュルバカ
ウィーン国立歌劇場
R.シュトラウス「影のない女」
アンドレアス・シャーガー、エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー、ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー、ミヒャエル・ヴォッレ
指揮:クリスティアン・ティーレマン 演出ヴァンサン・ユゲ
ウィーン国立歌劇場
ヴェルディ「オテロ」
ヨナス・カウフマン、ルドヴィック・テジエ、レイチェル・ウィリス=ソレンセン、イヴァン・アヨン=リーヴァス
指揮:アレクサンダー・ソディ 演出:エイドリアン・ノーブル
追加情報
(オペラの字幕について)
2晩お聴きいただくベルリン国立には舞台の上部に吊り下げられたモニターにドイツ語と英語の字幕が表示されます。
3晩通うウィーン国立歌劇場は前の座席の背もたれに小型のモニターが設置されており、そこで日本語を含む8カ国語の字幕が選べます。
ご案内する見学地
ベルリンの壁記念館 第二次大戦終結後、1989年まで壁によって東西が分断されていた状況を復元された監視塔や、写真や映像で伝える場所です。
ベルリン絵画館 後期ゴシックから18世紀までのヨーロッパ古典美術を集めた美術館です。
イタリア・ルネサンス(ジョット、マザッチョ、アンジェリコ、ポライオール、リッピ、ボッティチェッリ、ラファエッロ、ティツィアーノ)、北方ルネサンス(エイク、ブリューゲル、ホルバイン、クラナハ、デューラー)からカラヴァッジョ、多数のレンブラント、2点のフェルメール(写真は「真珠の首飾りの少女」などを収蔵しています。
真珠の首飾りの少女
ベルリン 古楽器博物館 この博物館では、16 世紀から現在までのヨーロッパの美術楽器を収集して展示しており、コンサートやガイド付きツアーでその音を実演しています。1888 年に設立され、約 3,000 点のコレクションのうち、約 800 点が展示されています。
ナウムブルクの管楽器のコレクションは傑出しており、1600 年頃ドイツ中部の町の笛吹奏者が使用していた楽器のほぼ完全なセットが含まれています。至宝の中には、ラッカー家の工房からの初期のチェンバロやスピネット、有名なバッハのチェンバロやスピネットおよびそのレプリカなどがあります。
ストラディヴァリ、ガリアーノ、シュタイナー、クラウチダーラーなどのヨーロッパの巨匠による弦楽器、ホッテテール、デンナー、クワンツらの木管楽器、プロイセン王妃ゾフィー=シャルロッテのトラベルチェンバロ、フリードリヒ二世の横フルート、カール・マリア・フォン・ウェーバーのフォルテピアノ、ジョン・グレイの工房から作られた英国教会のオルガンであり、ヨーロッパ大陸最大の映画および劇場用オルガンである4手指の「マイティ・ウーリッツァー」も定期的にコンサートで演奏されています。
ペルガモン博物館 館名の由来にもなっている「ペルガモンの大祭壇」を始めとするギリシャ、ローマ、中近東のヘレニズム美術品、イスラム美術品などを展示しています。
ヘレニズム期の「ゼウスの大祭壇」、エーゲ海の古代都市ミレトゥスにあった「ミレトゥスの市場門」、バビロニアの「イシュタール門」などが代表的収蔵品です。
ペルガモンの「ゼウスの大祭壇」(紀元前180年-160年頃)-紀元前2世紀、小アジアのペルガモン(現・トルコのベルガマ)で建造された大祭壇が博物館内に再構築されています。全長100メートル以上に及ぶ浮き彫りはギリシャ神話の神々と巨人族との戦い(ギガントマキア)を表したもので、ヘレニズム期の彫刻の代表的なもので、1864年、カール・フーマンらが発見し、ドイツに持ち帰ったものです。
バビロニアの「イシュタール門」(紀元前560年頃)バビロニアの古都バビロンの中央北入口の門を飾っていた装飾が博物館内に再構築されています。青い地の彩釉煉瓦でおおわれた壁面には牡牛やシリシュ(獣の体に鳥のような足、蛇のような首をもった、創造上の動物)を表しています。
ペルガモン博物館
旧ナショナル・ギャラリー シュプレー川の中州、博物館島にある18世紀以降の近代絵画を集めた美術館です。フリードリッヒ、シンケル、ベックリン(写真は「死の島」)などドイツ絵画のほか、マネ、モネ、ルノワール、セザンヌなどフランス印象派の秀作コレクションがあります。この博物館では、16 世紀から現在までのヨーロッパの美術楽器を収集して展示しており、コンサートやガイド付きツアーでその音を実演しています。1888 年に設立され、約 3,000 点のコレクションのうち、約 800 点が展示されています。
旧ナショナル・ギャラリー
ウィーン国立歌劇場舞台裏 世界最大のレパートリーオペレーション(日替わり公演)の舞台裏を覗いて、夜のオペラ鑑賞者には隠されている多くのことを発見します。この歌劇場の歴史、建築、オペラ事業について多くの興味深い事実を学ぶことができます。 ホワイエから大階段を上って、ステート ルーム (ティー サロン、マーブルホール、ショウウィンドフォイヤー、グスタフマーラーホール) を通って講堂まで歩きます。
ウィーン美術史美術館 皇帝フランツ・ヨーゼフ一世によってハプスブルク家の膨大なコレクションを収蔵するために建てられたもので、世界で最も重要なミュージアムの一つです。古代エジプト、ギリシャの古代から18世紀の終わりまで、5千年に渡るコレクションは、ハプスブルク家の皇帝と大公たちが情熱的なコレクターであることを証明しています。
絵画ギャラリーには、デューラー、ラファエル、ルーベンス、レンブラント、ティツィアーノ、フェルメール、ベラスケスなどのユニークな主要作品のほか、世界最大のブリューゲル・コレクション(写真は「冬の狩人」)が展示されています。
ウィーン美術史美術館
ウィーン ベルヴェデーレ宮殿
オーストリア絵画ギャラリー
帝国軍の総司令官であったサヴォイ家のオイゲン公(1663~1736)は、不世出の軍事的天才として知られます。彼の委嘱により、建築家ヨハン=ルーカス・フォン・ヒルデブラントは夏の離宮を設計しました。これがベルヴェデーレ宮殿で、当時はウィーン南郊にありました。 バロックの総合芸術であるベルヴェデーレ宮殿は、2つの建築(上宮と下宮)からなり、上宮ではギャラリーとして、中世から現代に至るオーストリアの美術作品を紹介しています。
絵画コレクションのハイライトはグスタフ・クリムトの24点におよぶ作品群で、その中には、名高い「接吻」や「ユーディット」が含まれています。特に「接吻」は世界的に有名です。
ウィーン ベルヴェデーレ宮殿
レオポルド美術館 オーストリア芸術のモダニズム初期の最も卓越した作品のコレクションを所蔵しています。美術館の名前は、創設者ルドルフ・レオポルド(1925年?2010年)に由来します。ルドルフ・レオポルドは1994年に、50年以上の歳月をかけて蒐集したプライベート・コレクションを持ち込み、美術館創設のために個人基金を設立しました。コレクションは、2001年にウィーンのミュージアムクォーターに新しく建設されたレオポルド美術館で一般に公開されました。
美術館の中心となるのは何といっても世界最大にして、最も重要なオーストリアの画家エゴン・シーレのコレクション(写真は「ほおずきのある自画像」)です。そこには、40点以上の絵画のほか、紙に描かれた作品や写真、手紙などが含まれています。もう一方のハイライトとして、グスタフ・クリムトの絵画コレクションがあり、中にはクリムトの傑作の一つである「死と生」が含まれています。これらの作品は、1900年代のウィーンというテーマの下に、包括的に展示されています。19世紀末の芸術界では、ユーゲントシュティール(アールヌーボー)とウィーン分離派が大きな役割を果たしていました。また、コロマン・モーザーとヨーゼフ・ホフマンの工芸運動「芸術と工芸」の作品群は、この時代は如何にデザインが重要であったかが強調されています。
レオポルド美術館
利用ホテル:2都市で演奏会場に便の良い5つ星ホテルをご用意しています。
ベルリン: ヒルトン・ベルリン Hilton Berlin

2つのドーム(ドイツ大聖堂とフランス大聖堂)、シラーの像、1989年クリスマスの壁崩壊記念演奏会(米・露・英・仏・旧東独・旧西独の楽団メンバーからなるオーケストラをバーンスタインが指揮した「第九」演奏会)が開かれたコンチェルトハウスなどがある、ベルリンで最も美しい広場といわれるジャンダルメンマルクトに面したホテルです。2晩通うベルリン国立歌劇場まで徒歩10分の距離です。

ウィーン: ホテル・ブリストル Hotel Bristol

ケルントナー通りをはさんでウィーン国立歌劇場の隣りに建つホテルです。
世紀末建築の優雅さを今に遺す1892年創業のこのホテルは、「王冠を棄てた恋」として有名な英国王エドワード8世と離婚歴のある米国人女性ウォリス・シンプソンとの愛の逃避行の場となり、セオドア・ルーズベルトがフランツ・ヨーゼフ1世皇帝との面会のために宿泊し、またジョージ・ガーシュウィンが「パリのアメリカ人」の作曲に勤しんだりした様々な歴史があります。
ガーシュウィンのみならずこのホテルを愛した音楽家はアントン・ルービンシュタインに始まり、プッチーニ、ラフマニノフ、R.シュトラウス、カルーソ、ホロヴィッツ、トスカニーニ、カラヤン、バーンスタインと枚挙にいとまがありません。

■ 利用予定航空会社:フィンランド航空
■ 食事回数: 朝食7回、昼食2回
■ 最少催行人員:10名
■ 旅程管理:添乗員が同行してお世話します。
旅行企画・実施
テクニカルコミュニケーションズインテリジェントジャパン(株)
東京都港区虎ノ門1-1-20 虎ノ門実業会館3階
観光庁長官登録旅行業第1139号 (社)日本旅行業協会正会員