スイスの自然と美術とルツェルン音楽祭 ルツェルン9日間

■スイスの自然と美術とルツェルン音楽祭
タイトル ルツェルン9日間
期間 2018年9月2日(日)~9月10日(月)
ツアー概要 スイス中央に位置するルツェルンに7泊して、ここを拠点にアルプスの山々、バーゼル美術館、パウル・クレー・センター、チャップリン博物館などを連日訪れます。そしてご希望の方にはルツェルン音楽祭で厳選した6つのプログラムをお聴きいただきます。
通常の団体旅行では、あらかじめ日程を決めて行うアルプス山岳観光を、この旅行では直前の天気予報を参考に好天が望める日を選んで実施します。これも連日ルツェルンに滞在する利点を生かした設定です。
この旅行で鑑賞する演奏会
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
リャードフ:交響詩「魔法にかけられた湖」
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
指揮:ユーリ・テミルカーノフ
ピアノ:セルゲイ・レーディキン
リムスキー=コルサコフ:組曲「サルタン皇帝の物語」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ダニエレ・ガッティ
ソプラノ:アネット・フリッチュ
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕への前奏曲
ベルク:「ペーター・アルテンブルクの絵葉書の文による5つの管弦楽伴奏歌曲」
ブルックナー:交響曲第3番(ノヴァーク版第3稿)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ダニエレ・ガッティ
ヴェーベルン:「緩徐楽章」(弦楽オーケストラ編)
J.S.バッハ:「音楽の捧げもの」から6声のリチェルカーレ(ヴェーベルン編版)
マーラー:交響曲第7番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
チェロ:ソル・ガベッタ
ハイドン:チェロ協奏曲第1番
ブルックナー:交響曲第5番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
チェロ:キアン・ソルタニ
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ブラームス:交響曲第2番
ご案内する見学地

リヒャルト・ワーグナー記念館
ルツェルン郊外トリプシェン、湖畔の緑に囲まれて佇む館です。ワーグナーはこの館に1866年から1872年にかけて家族とともに暮らし、ルートヴィッヒ2世や、コジマの父フランツ・リストをはじめ、親交の深かったニーチェが頻繁に訪れています。
また1938年には、ルツェルン音楽祭の嚆矢となるトスカニーニ指揮によるガラコンサートが玄関前でも催されました。

チャップリン博物館
「赤狩り」によってハリウッドを追われたチャーリー・チャップリンが63歳で移り住み、88歳で亡くなるまでの25年間を過ごしたレマン湖畔に近い家が、2016年より博物館として公開されています。『モダン・タイムス』の巨大な歯車など映画の舞台を再現したオブジェや、実際に使われた衣装などおよそ600点が展示され、名作の数々が上映される映写室もあり、チャップリンの世界に浸ることができます。

チューリッヒ
シャガールのステンドグラス(写真)がある聖母教会、オペラハウスとトーンハレ(外観)、ベックリン、ホドラーなどスイス出身の画家をはじめ印象派からクレー、カンディンスキー、ピカソなど現代美術の豊富な収蔵があるチューリッヒ美術館、さらに時間が許せばリートベルク美術館を訪ねます。リートベルク美術館はヨーロッパ以外の美術品を集めたユニークな美術館ですが、内部には入場しません。この建物はスイスで亡命生活を送っていたリヒャルト・ワーグナーの支援者だったオットー・ヴェーゼンドンクの邸宅でした。オットーはこの館の隣に建てた家をワーグナーに提供し、やがてワーグナーはオットーの若き妻マチルデと恋愛関係に陥ります。その関係がマチルデの詩に曲付けした『ヴェーゼンドンク歌曲集』や『トリスタンとイゾルデ』を生み出しました。

バーゼル美術館
1671年開館という世界でももっとも古い公共美術館のひとつです。ルネサンス(ハンス・バルドゥンク・グリーン、クラナハ、ホルバイン父子)、17世紀フランドルとオランダ(ルーベンス、ヤン・ブリューゲル、レンブラント)、フランス印象派(マネ、モネ、ドガ、ルノワール、ピサロ、シスレー、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホ)、そしてキュービズム、表現主義から戦後アメリカの作家(ピカソ、マティス、シャガール、クレー、ヨーゼフ・ボイス、ジャスパー・ジョーンズ)までの豊富な収蔵があります。
音楽関連の絵画ではオスカー・ココシュカがアルマ・マーラーとの愛の絶頂時に描いた「風の花嫁」と、ラフマニノフが絵から曲想を得て同名の交響詩を作曲したアルノルト・ベックリン「死の島」が有名です。

パウル・クレー・センター
半生をこの地で過ごしたパウル・クレー(1879~1940年)作品の約40%にあたる4000点を所有する大規模な美術館です。クレーの死後、ベルン美術館に収蔵されていたパウル・クレー財団のコレクションと、クレーの息子のプライベートコレクションを集約して2005年6月、緑あふれるベルン郊外の丘陵地にオープンしました。膨大なクレー作品をさまざまなテーマで開く企画展で紹介しています。訪問時は『Cosmos Klee(クレーの宇宙)』と題した特別展が予定されており、有名な傑作と並んで、公開の機会が少ない水彩画や糊塗り絵画などから、画家が試みた多様な表現様式を観てとることができます。
また、国際的に有名なイタリア人建築家レンゾ・ピアノの設計になる3つの特徴的な波型屋根が連なる、ガラスとスチールを基調にした建物も必見です。
美術館見学後は中世からの美しい景観が保存され、世界遺産指定となっているベルン市内をご自由に散策されることも可能です。

ユングフラウヨッホ
列車を乗り継いでヨーロッパ最高地点の鉄道駅ユングフラウヨッホまでご案内します。スイスを代表するベルナーアルプスの3名山アイガー、ユングフラウ、メンヒを目前に望むことができます。

ティトリス山頂
電車と回転ロープウェイなどを乗り継いで標高3028mの山頂駅まで登ります。途中の変化に富んだ景色、山頂駅やヨーロッパ最高地点の吊り橋からアルプスの眺望をお楽しみください。
ご利用ホテル

ラディソンブルRadisson Blu Hotel, Lucerne
ルツェルン中央駅に500m、ルツェルン文化会議センターまで450mと便利な場所にある近代的な4つ星ホテルです。約28米のゆったりとしたWifi無料の部屋で快適な滞在をお楽しみください。音楽祭開催中は多くの演奏家も宿泊します。

ラディソンブルRadisson Blu Hotel, Lucerne


前面岸壁沿いの建物は左から音楽祭会場ルツェルン文化会議センター(KKL)、ルツェルン中央駅です。

■ 食事回数:朝食6回、昼食1回
■ 添乗員:同行
■ 最少催行人員:10名
旅行企画・実施
テクニカルコミュニケーションズインテリジェントジャパン(株)
東京都港区虎ノ門1-1-20 虎ノ門実業会館3階
観光庁長官登録旅行業第1139号 (社)日本旅行業協会正会員